税理士試験の受験者数は激減していた

最近まで知らなかったのですが、この5年間で税理士試験の受験者数が3分の1近くも減少していたとのこと。

(参考URL)
今年の税理士試験の申込者数が発表されるも、延べ5,040名の減少!受験者数や就職の動向を解説【平成30年(2018年)第68回 税理士試験】

こちらのページでは、受験者数減少は就職希望者にとっては有利であるという分析をしていますが、そんなことはないでしょう。税理士をめぐる事業環境が激化・激変していることの証左だと思います。また、税理士試験は、税務署に一定期間勤務した場合、「国税従事者の免除制度」によって試験科目が一部免除されます。具体的には、税務署に10~15年間勤務すると税法の試験が免除され、23年以上勤務して指定研修を修了すれば、会計学を含む全科目が免除されると定められています。

税務署で勤務するスタッフの方は非常に優秀な方が多いので、この制度自体を否定するつもりはないのですが、こういった制度自体が受験者のモチベーションの低下につながってしまうことは否定できないと思います。ただ、私自身、業界に身を置いて思うのですが、税理士業界は絶対に若い人材の活力というものが必要だと思います。若い人が税理士を志すような取り組みが、より一層求められるような気がします。