経理マネージャーが突然辞めてしまった…
売上高が1000億円を超えるような会社であれば、いざ知らず。売上高が100億円未満の会社では、上場企業であったとしても、財務経理部が4~5人程度という会社は多いのではないでしょうか。そんな会社で、経理部長の下で勤務していた働き盛りのマネージャーが辞めてしまったら、本当に大変です。
私が一緒に働いていた外資系企業の元財務経理部長の方は、突然部下が辞めてしまうとリスクに備えて、常に多めにスタッフを抱えるようにしていると言っていたことがありました。しかし、なるべくヘッドアカウントを減らそうとする今のご時世。財務経理部などが多めにスタッフを抱えるというのは夢物語です。ましてや、そんな悠長なことを言ってられない日本企業において、経理部のスタッフ全員が必死になって仕事をして、決算を乗り切るのがあたりまえになっています。
こういった日本式管理業務の進め方の良し悪しはさておき、経理部のマネージャーが辞めてしまったら、どうしたらよいでしょうか。正直、このような状況を乗り切るためには、経験豊富な公認会計士などに、一時的に業務をアウトソースする以外に方法はないでしょう。いわゆるお金で解決する方法です。15~20年ほど仕事をしている会計士であるならば、会社の決算締め、連結決算、開示資料の作成、税務計算、IR資料の準備、監査対応など、どのようなタスクであっても、粛々とこなしていきます。
実際のところ、こういった問い合わせは、知人の会計士や経理部長様経由でくることが多いのですが、弊社にもまれに電話やメールで寄せられることがあります。対応できるかどうかは、タイミング次第ということになります。
我々のような会計コンサルティング会社に、ワンタイムで依頼することの良い点は、仕事にコミットして働くことになる点です。公認会計士という人たちはプロの専門家ですので、どんなに地味な仕事であろうが、難しいタスクが要求されようが、できると言って受けた仕事は必ず最後までやりとげます。途中で投げ出すようなことはしません。もちろん、初見で手掛ける仕事になるため、時間はかかることもあるかもしれませんが、仕事のクオリティーに関しては問題がありません。
もちろん、これはある程度お金をかけられる会社様がとることができる方法の一つではありますが、いずれにしても決してめずらしい依頼内容ではないので、ご検討いただくのもよいかとは思います。